新学期 一人の子供に大勢の大人
新学期になりましたね
うちの子も元気に通ってます。
新学期初日の出来事です。
子供達が帰った放課後、学校の先生を含め、デイサービスの先生や支援員の方など総勢九名での話し合い。
うちの子が、どうすれば普通に学校に通えるかの話し合いです。
たった一人の子供に、これだけの大人達が集まって話し合いをする。
今まではこんなことありませんでした。
考えてみると、凄いことですよね。
なにしろ、学校には沢山の子供達がいるんですから、うちの子の為に時間をさいて集まってくれる。
ほんと、感謝です。
みんなで集まって、あーだこーだ話しをする事三十分。
うちの子への接し方や勉強への取り組み方など、色々話し合った結果、よし!これだ!と一つの事を決めました。
その一つの約束は···
チャイムがなったら、教室に入る!
これだけです。
へ?これだけ?大人が大勢集まって、これだけ?
まあ、普通の子供なら、当たり前の事だし、わざわざ決めるようなことでもないでしょう。
だって、うちの子は小学校五年生です。
今更?てな感じだと思います。
でも、発達障害の子供には、この一つがとてつもなく難しい!
信じられないでしょうが、難しいんです。
もちろん、他にも色々話し合いましたよ。
でも、とりあえず一つだけでも、完璧に守れるものを作る。
これが、最初の一歩なんだと思います。
今までは、出来なかったら叱り、罰を与え約束を守らせようとしてました。
でも、それでは効果はなかった。
じゃあ、どうすれば?
それで、話し合った結果が、約束を減らし一つにしぼる。そして、その約束が守れるようになったら、次の約束と段階を踏んでいく。
それが、一番なんじゃないかとの結論です。
今までみたいに叱るんではなく、駄目な事をやったときは駄目だと説明してほっておく。
そうして、自分で考えさせてみる。
今までなら、叱られてたのに、何故叱られないんだろう?
ほっとかれたら、少しでも自分で考える力がつくと考えたんです。
小学校五年生の子供相手に、何をやってんの?
そう思うかもしれませんが、発達障害の子供がどうすれば成長してくれるのかを考えるとこうなった。
普通では考えられないけど、これも一つの教育なんだと思います。
発達障害の子供を持つ親御さんはわかってくれるかな?
こうやって、話し合いの場をもつっていうのは大切な事だと思います。
家、学校、デイ、それぞれで違う事を教えるんじゃなく、皆で話し合い、同じ事を教える。
こうすることで、子供がパニックにならずに頑張れる。
発達障害の子供を持つ親御さんは、こういう話し合いの場を是非設けてみてください。
いい方向に向かうと思いますよ。
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